カウンセリングの論理療法の一つに
「リフレーミング」というアプローチがあります。
思い込みや決めつけが激しい方に有効的と言われています。
しかし、
私としては誰しもに必要な学びであると実感しています。
まず、リフレーミングについて簡単に確認してみましょう。
◇定義◇
考え方を柔軟にし、視点を変え、短所を長所に捉える考え方。
◇例◇
・怒りっぽい ⇒ 感受性が豊か、自己表現力が高い
・飽きっぽい ⇒ 好奇心が旺盛、物事に興味を持てる
・すぐ凹む ⇒ 一つひとつの物事へ真剣に向き合っている など
上記の左の認識をネガティブに持ち、相談された際、
「そんなことはないよ。こう考えることもできるんだよ。」
と、お話することで、
自己評価に新たな気づきを与えるアプローチになります。
が、ちょっと違和感がある点がありませんか?
個人的には少し納得がいかない点があります。
「そんなことはないよ」は、嘘だろーってところですw
なぜなら、事実本人はそう感じたんだろうし、
周囲の人でそう思っている人もいて当然だと思うわけです。
なので、とても細かいのですが、
「それも事実だと思うけど、こう考えたこれも事実だと思うよ。
むしろ他の見方をする人もいると思うな。」
大切なことは、
人も、物事も、かなり多面的に構成されているということ。
にも関わらず、
人も、物事も、比較的一面の部分だけでその全体を決めつけてしまう癖がある、
ということだと思っています。
確かに、強烈な一面の影響力って、本当に大きいです。
でも、その事実を認識していることで、また違う面を見る目を養うことも可能になります。
決めつけることで、自分を苦しめることがないように。
決めつけることで、何かの可能性を自ら捨てないように。
決めつけることで、むやみに人を傷つけないように。
リフレーミングについて、今一度考えてみても面白いのではないでしょうか^_^
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