少子高齢化にブレーキがかからない近年、
今後もますますその傾向が強まっていくと各所で予想されています。
もちろん、AIの進歩や海外の方との協力によって、
働き手の減少に対応していける時代が来るのかもしれません。
しかし
だからこそ「個のパフォーマンス」と「組織のパフォーマンス」に相乗効果を生み出す
「個々のリーダーシップ」向上が重要だと、私は考えています。
企業の人材採用・育成・マネジメントなど、人材に関することを総合的にサポートし、
192カ国、4,000万人のユーザーが利用しているタレントマネジメントNo.1企業である
「コーナーストーンオンデマンド社」。
その創業者である「アダム・ミラー」さんは
「年齢を重ねても学び続け、能力のアップデートを図るために大切なこと」について、
こう話されていました。
『継続的に学習をする文化を組織に根付かされることが重要だ。
そのために有効である「学習の5%ルール」を推奨したい。』
学習の5%ルールとは、
従業員の勤務時間の5%を学習に充てるというもので、
一ヶ月間で考えれば、およそ1日程度の割合となります。
そのぐらいの時間をトレーニングや能力開発に充てることで、
スキルや知識が時代遅れになることを防げると、アダム・ミラーさんは考えているとのことでした。
日々の業務が終わらない・・・
忙しくて研修どころではない・・・
その学びはいくらの売り上げになるんですか?・・・
学ぶ時間を作ることで売り上げが下がるんですよ?・・・
どうせ退職する社員に対してお金や時間を割きたくない・・・
学習の時間を作らない理由は、いくらでも出てくるものです。
そして、どれも間違っているものとも思いません。
ただ、それでもなお社員が学習する時間を確保しましょうとお話しているのは、
継続的な成長や発展を志すためでしかありません。
今月・今年といった短期的なビジョンではなく、
その先にある企業が成していく社会貢献への基盤づくりのための学習です。
どのような人間の集団で在りたいのか??
『継続的に学習をする文化を組織に根付かせること』
その重要性に直面し、あわてふためく前に、
想像力を働かせ、決断力を研ぎ澄ましたいものですね。
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