元ラグビー日本代表監督でもある平尾誠二氏は
著書「人を奮い立たせるリーダーの力(https://amzn.to/2G1sN2x)」において、
『リーダーが備えるべき3つの条件』について、以下のように記しました。
「媚びない、キレない、意地を張らない」
これらは人の成長を手助けしていく立場にある
「教師」や「保護者」、「上司」と言われる方々にとっても大変重要なスタンスであると感じます。
なぜなら、
「媚びる、キレる、意地を張る」人って……嫌だからですw
嫌な人とは、物理的にも精神的にもなるべく距離を取りたいと考えて仕方ありません。
であれば、人の手助けは難しくなるでしょう…。
一つひとつを具体的に見ていきます。
1、媚びない
「自分なりの考えや尺度がないから、他人と衝突するとすぐに不安になり、妥協してしまう。」
「自分の信じるところを見失わないことが大切。」
保護者の視点で考えていくと、子どもに媚びないということですね。
保護者、または家庭としての家庭教育ビジョンが曖昧であればあるほど、
「いいよ」という表現が、まるで「(どうでも)いいよ」に聞こえてしまうものです。
そのようなスタンスを感じられてしまうと、
子どもとしては保護者のコトバに耳を傾けづらくなっていきます。
そういった意味でも、「媚びない」というスタンスは大変重要だと私も感じています。
2、キレない
「一瞬のうっ憤を晴らしているだけで、事態は好転どころか悪化させてしまう場合が多い。」
本当にダメなことはダメ。
必要な場面では、思いっきり感情的になることも意味を成すでしょう。
ただし、「キレる」という行為は往々にして、
その人の気分や価値観の強要であることが多いものです。
そのような人とはなるべく関わらないようにしたいと思うのが自然でしょう。
もし保護者として子どもに「キレて」しまっていれば、
本当に届けたいコトバが生まれたときに、もはや受け取ってもらえない信頼関係を築いていってしまうことになります。
それが本望でなければ、「注意する」線引きについて家庭で話し合い、
予め共通の認識を持って過ごしていくことが大切になると感じています。
3、意地を張らない
「無理やり我を通さない。」
「妥協ではなく、うまいこと折り合いをつけるということ。」
あーもうこの人、こちらのためではなく、自分のために話してんな…
そのように感じると、ぶっちゃけ興ざめですw
家庭内で考えれば、子どもとの口論のような場面で、
保護者としての威厳を保ちたい瞬間もあるかと思います。
ただしどんな展開であれ、「成長の手助けをしたい」という気持ちを忘れたくはありません。
日頃から意地を張らずに折り合いをつけていくトレーニングは欠かさないようにしましょう。
平尾監督は、「リーダーの3つの条件」としていますが、
「保護者として子どもと関わる上で大切にしたい3つのスタンス」
と言い換えることもできると思います。
是非、子どもとともに幸せを感じていくために、
子どもにとっての良きリーダーに向かって自分を磨いていきましょう^_^
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