
職場における部下との信頼関係づくりや、お子さまとの信頼関係づくりに課題感をお持ちの方へ
「コミュニケーション時に大切にしたい一つのポイント」をお伝えしたいと思います。
それが『作業とサービスの別』です。
私が以前、クイック系のカレー屋でアルバイトしていた際、
本社宛てに名指しでお褒めの言葉が綴られたハガキを2通いただいたことがありました。
クレームのハガキは届いたとしても、このようなハガキはほとんど届かないということで、
当時の店長等から驚かれた記憶があります。
そのときに「一体自分の何が良かったのか?」を自分なりに振り返り、
行き着いた考えが『作業とサービスの別』でした。
この視点は接客業に限らず、
人との信頼関係を築く上でも大変重要なポイントになると感じているのため、ご紹介します。
『作業とサービスの別』を心掛けるようになったキッカケ
飲食店に行った際、個人的に感じていた違和感の一つに、「目が合わない」というものがありました。
「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」等の言葉をかけられたしても、
目が合うことはなく、正直なところ「伝わらないな」と思うこともありました。
そのような経験から、「自分はきちんと伝わるように挨拶をしよう」と考えるようになり、
それが『作業とサービスの別』を心掛けるようになったきっかけとなります。
『作業とサービスの別』とは?
業務の中で、作業とサービス、それぞれに大きな定義づけを行いました。
- 相手がいないものは「作業」
- 相手がいるものを「サービス」
そして、サービスをするときは必ず作業の手を止め、
「アイコンタクト&笑顔」を伝わるように伝えること、それを徹底しました。
例えば……
器を下げるとき、テーブルを拭くとき、洗い物をしているとき等、ついその作業に集中し、表情がこわばりがちになります。
しかし心の準備として、常にサービスの瞬間は手を止めて「アイコンタクト&笑顔」を徹底しました。
さて、ここまでの『作業とサービスの別』という話を
「職場」や「家庭内」に置き換え、活かしていくためにはどのように考えていけば良いでしょうか?
『作業とサービスの別』を『作業とコミュニケーションの別』に置き換えて
考えていきたいと思います。
『作業とコミュニケーションの別』
「職場」や「ご家庭内」にてコミュニケーションを取る際、
『作業とコミュニケーション』がゴッチャになっていることはありませんでしょうか?
「え?この人ちゃんと聞いてるの?」
このような不信感を相手に抱かれてしまってはいませんでしょうか?
当の本人には、「忙しい」「優先順位的に」などなど、
色々な理由がある中で「ながらコミュニケーション」になってしまっているのだと思います。
しかし、『作業とコミュニケーション』がゴッチャになりがちな人は、
信頼よりも不信感をコツコツ貯めていると言わざるを得ないのではないかと思います。
意図的にやっているのであれば単なる嫌な奴なので仕方ないのですがw、
無意識的で悪気がない場合は「なぜこんなにも信頼されないのか?」と謎で仕方ないのではと思います。
信頼関係を築き、高めていきたいと考えている相手との些細なコミュニケーション。
まずは、「おはよう」や「ありがとう」などからでも
「作業とコミュニケーションの別」を意識的にチャレンジし、
その変化を体感いただけたらと思います。
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