
皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!
今回のホームエデュケーション・スキルは、「不自然さに慣れない」というテーマでお話ししていきます!
本来「不自然なこと」を「自然である」と感じ、本来「自然であること」を「不自然である」と感じる。
とても矛盾していることのようですが、多くの人がこの矛盾のある状態に違和感を覚えないでいるように感じています。
これは人としての機能とも言える「慣れ」というものが大きく影響していると考えられます。
ところで、あなたは今「慣れたくない」ことに「慣れてしまった」ことを自分自身で認識できていますでしょうか?
健康的な姿勢
例えば、「姿勢」というものを考えると、上記のことを簡単に理解することができるかと思います。
人間の正しい姿勢のポイントの一つとして、「自分の耳」と「肩」の位置が「地面に対して垂直な関係になっていること」が挙げられます。
しかし、現代病の一つとも言えますが、仕事や移動中、休憩中含めて一日中パソコンやスマートフォンを触っていることから、大げさに言うと「肩」の位置が「耳の下」というより「アゴの横」に位置するような猫背の方が増えています。
特にこの姿勢が負担になることはないため、この姿勢に「慣れ」、正しい姿勢からすると完全に「不自然」になりますが、本人からすると「自然」な姿勢となり、その影響が不健康への原因になりかねないという問題が、当たり前に存在しています。
このように、人はたとえ本来「不自然」な状態だったとしても、その状態に「慣れ」てしまい、それが「自然」になってしまうというものです。
家庭内での言葉がけ
恐らく多くの保護者さまが、我が子に「考える力」を養ってもらいたいとお考えなのではないでしょうか。
なぜなら、私たち保護者世代が経験してきたような以下の時代は、もはや近い将来通用しなくなるであろうことが高い確率で予想されているためです…。
- 大学へ進学しておけば何とかなる時代
- 新卒採用に向けて大学3~4年生時に就職活動を頑張れば大丈夫な時代
- 入社してからビジネスマナー等の研修を受けて少しずつ社会に慣れていけば大丈夫な時代
- 入社して毎日そつなく業務をこなしていけば着実にステップアップが期待できた時代
- よほどのことがない限り、一度得た役職や立場は揺らがない時代
上記は一例に過ぎませんが、「自分で考え」「行動し」「成果を出せる」社会人、そして「人として誠実」で「信頼できる」社会人、このような大人に仕事が集まっていく世の中に日々加速度的に向かっていると感じます。
そして、これらについては多くの保護者さまがすでに理解されていることと思います。
しかし、それを踏まえて子育て(家庭教育)を意識的に実践できているかとなると、「なかなか難しい」というのが実情……。
子ども自身に「自分で考えて欲しい」と思いながら、「それはこうでしょ」「なんでこうしないの」など、「行動を限定して思考停止を誘発しかねない関わり」をついついしてしまいがちになるものです。
つまり、自分で考える機会を与えたいと考えているにも関わらず、自分で考える機会を与えないことが「当たり前」となり、本来であれば「不自然」でありたい関わりが「自然」なものになっていきやすいということです。
だからこそ、常に保護者としての「子どもとの関わり」について、定期的に目的を見直していくことや、日々その目的を意識した自分でいられているのかどうかを見つめ直し、日々修正していく機会が、「子どもの成長」や「保護者としての肯定感を保つ」ために非常に価値高いものであると感じています。
是非、保護者としてどのように在りたいのか、そしてその目的と、そこに向かうための具体的な関わり方について、定期的にお話させていただけたら嬉しいなと思っています。
もしよろしければ、お気軽にお問い合わせくださいませ^_^
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
子どもの「能力が低い」のではなく、ただ「認識がズレている」だけかも…
このような「認識のズレ」は、下手をすると不適切な評価を子どもに対して抱くことにも繋がっていきます。
もしかしたら、「〇〇」に対する「認識がズレている」だけかも?と考えることで、まずはストレスの総量が軽減されたらと願っています。
そして、可能であれば些細な「認識のズレ」を整えていけたらなと思っています。
なぜなら、「認識を整える」ことで「関係をより良くしていく」ことも可能だからです!
例えば、先ほどの親子のやり取りである「急ぐ」ということへの「認識のズレ」について簡単に考えていきます。
具体的に想定できる「認識のズレ」は……
- 出発までの準備の過程に違いがある(子どもは出発直前の玄関で服を着る予定で、それ以外を優先的に準備していた可能性もある)
- 保護者は「車が動き始める」までを想像して時間指定していたが、子どもは「靴を履く」ところまでを想像して指定された時間に向かっていた
- 保護者は指定した時間に「ゆとりを持って準備を進めることが当たり前」だと思っているが、子どもは「時間ジャストで準備できれば良い」と思っている 等々
このように、色々と想像していくことができます。
言い換えれば、色々と「認識のズレを整えるポイント」が存在しているということになります。
「急ぐ」ことの目的を明確に共有し、そこまでのプロセスは本人に任せていく。
どのような形であれ、大切なことは……
- 保護者自身が持っている認識を改めて知る機会を設けること
- 子ども自身がどのような認識を持っているのか、「急ぐ」ということ以外に関しても知ろうとすること
- それらの認識を整える時間と機会を日常的に設けていく工夫をする
- そもそも話を聞いてもらえるように、日頃から子どもの話を聞こう聞こうと心掛ける 等々
人を理解しようと努めていくこと。
ここに尽きるのだと思います。
是非、保護者自身の「認識」と子どもの「認識」を知る機会をおつくりいただき、その「ズレ」が生まれないためには?と思考を巡らせていただけたら嬉しいなと思っています!!
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!
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